【観戦編】シクロクロス千葉 2016

2016年02月09日 08:00

昨年の幕張開催でスタートしたシクロクロス千葉。マイルドシクロクロスを合い言葉にシクロクロスの普及大会としてエントリーカテゴリーのC4の枠を増やす、エンジョイレースを開催する等、AJOCCシリーズでありながら開催等独自の大会を運営しています。

ダートクリテリウム
しかし聞こえて来たのは「マイルドじゃないよね・・・」といった声。この普及大会としてシクロクロス初心者に優しいコースを設定しているようですが、走ってみるとそうでもない事に気が付きます。コースは自動車のダートトライアル常設コースのオートランド千葉が舞台。

急坂がなくて、コース幅も広く、シケインもないのが初心者向きであろうと考えたのかもしれませんが、学校の校庭のように点圧された硬い土の上に大小の石が転がっています。グリップが不安定で油断するとすぐに地面とKISSするでしょう。石が多いのでサイドカットによるパンクが多発して自転車を担いで走る人を多く見ました。シングルトラックの落ち葉や枝も掃いてないし、レコードラインだけ石ころを掃く事だって出来た気がしますが・・・。(実際に野田のMTBレースでは前日に掃き掃除を手分けしてやっています)

しかもコース1周の距離がたった800m!あっという間に周回遅れが生まれてしまい前を向いてコースを攻略するよりも、後ろから来る自分よりも速い人に道をあける事に神経が行ってしまうのは可哀想かな?と思いました。

誰が言ったか「これはシクロクロスではなくダートクリテリウムだ」と。

シクロクロスの普及大会ってコンセプトは賛同できますが、実際の内容は結構難しいコースになっていました。難易度の調整はいろいろ方法があると思いますが、シクロクロスは自転車を降りて担ぐ事が当た前なんだから、例えば急なキャンバーの脇に担いでも歩きやすいくぼみを作っておくとかいろいろあると思うんですよね。せめてシケイン、いやステップくらいでも設定してディスマウントとリマウントをやらないと。それってCXの醍醐味だと思うし、そのようなポイントを必ず作るのがコースのルールですよね。ルールに適したコースが日本にどれだけあるのかって議論もありますが、シケインくらいはあってもいいんじゃないかな。コース脇にシケインの練習する場所を作っておいて、簡単なスクールをそこでやるとかね。そう考えるといろいろアイデアはあると思います。



C1が走る頃にはしっかりとレコードラインが出現して、スキルフルな上位カテゴリーよりもエントリーカテゴリーのC4が一番苦労したってのも皮肉ですよね。まぁ、一番最後のエンジョイクラスのためと思えば間違いなかったのかな。

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C4-2、CL2でこの路面状況。上のC1の頃と比べると違いがわかります

また、私が参加する下位カテゴリーは3グループに分けられる事も多いのですが、今回は2グループ。C4-1 62人のエントリーリストを見た時はビックリしました。更にコースは800mですからね。それでいてC3は1グループ30人未満で2グループですよ。で、更にC2になるといつものジュニアだけでなくマスターとCL1との混走で大変な事になっていました。最後にエンジョイレースがあったからスケジュール的に難しかったんだと思いますがコースが短いだけに余計無理がありましたね。

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あと気になったのが観戦できる場所が少なかった事。この下の写真を撮影した場所も危険だからここには入らないでくれと言われまして・・・もちろん素直に従いましたよ。コーステープを張るための杭を打てないくらいの硬い路面でスペースを区切れないからだとは思いますが、あの高い位置を歩いて行けましたからね。事故を起こしたくない気持も分かりますがちょっと厳しかったかなぁ。

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来シーズンここで同じように開催なら、同日にやっている他のレースに遠征するかもしてませんし、しばらくして思い返すとこのコースの個性を気に入っているかもしれません。今年は同じ日に東北、東海、関西でもレースがありました。そうやって自分の好みで選べるくらいにレースが増えて来た事は本当に嬉しい事ですね。

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観戦&撮影スポットに悩まされましたが、この上から見られるポイントはなかなか楽しかった!下り基調の左コーナーで路面はスリッピー。身体の使い方がそれぞれ面白い。鍛えられ締まった体躯にカラフルなジャージのデザインが映えますね。

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この千葉シクロクロスは通常のAJOCCレースですが、ローカルルールで千葉選手権なるものも設定されていました。同じく千葉県で開催されるスターライト幕張は蚊帳の外なのが気になりますが、面白い試みではありますね。結構立派な優勝カップが用意されていて歴代のチャンピオンが1年間所持できるそうです。うん、がんばってくれ。

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世界選手権で靴が壊れたって言ってたな・・・新品か

いろいろ書きましたが、結局は一緒に走るライバルや展開がレースを面白くしてくれる事は間違いなく、周回を何度も繰り返すダートクリテリウムを楽しんだ事には間違いはありません。

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しかし、初心者への普及大会を目指すならもう少しちゃんと考えた方がいいんじゃないかな。初心者向けにするって事はコース難易度は下がるのかもしれませんが、運営の難易度は上がるんだと思います。

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詳しいレースの話はシクロワイアードなんかを読んでもらえばいいとして、圧倒的な勝利を収めた武井選手の走りについて。2位だった重田選手を応援に来ていた大学の自転車部のふたりの近くで撮影をしていたのですが、彼らが「武井さんは重いギヤをしっかり踏んでいるな・・・」と言っていました。トラクションが掛からず苦労したある意味難コースですが、そこにヒントがあるのでしょう。独走状態でモチベーションと集中力を保つのが難しかったと思いますが、武井選手はプロとして全員ラップする事を目標に走っていたそうです。

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いつものようにレース参戦後は気ままに観戦と写真撮影をしました。今回はいつもの一眼レフに35mm単焦点のレンズで。安いものですが、買った時に付いてくる標準ズームレンズよりは全然良いな。天気が良かったのもありますけど。よろしければFlickr!アルバムをご覧下さい。ご自由にお使い頂いて構いませんが、SNSやblogなどに使う際はクレジットを入れてもらえると嬉しいです。

一緒にイベントを楽しんだ皆さん、運営スタッフの皆さん、おかげさまで心底楽しめました。ありがとうございました!

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【追記】
ブログを読まれた運営に関わっている方からお話を聞く事ができました。細かい話を書く事は控えますが、会場として使わせてもらったオートランド千葉はまだまだ可能性があるよう感じました。シングルトラック部分も急遽前日に設定したらしく、あのようなポイントを増やして全長2km程度のコースにする事は可能なようです。

考えてみると単純に広いダブルトラックを半分にして折り返してもコース全長は簡単に伸ばせますし、更にシングルトラックが増えたらバランスの良いコースになりそうですね。

「貴重な意見をありがとうございます」なんて言って頂いて大変恐縮しておりますが、本文でも書いているように来年以降も期待しています。茨城、宇都宮に続いてシリーズ戦になったら最高ですね。わざわざご回答頂きましてありがとうございました。
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