本当に選んでいる時が一番楽しいのか?

2015年07月17日 08:00

私のロードバイクは2006年式のSpecialized Tarmac Pro。ご存知スペシャライズド社のロードレース向けフレームです。グレード的にはトップがS-WORKSでその下、セカンドグレードなります。今ではS-WORKS以外はなかなかレースで観る機会はありませんが、当時はセカンドグレードのPROも結構走っていました。
06TarmacPro_Blu_l_20150708161456573.jpg
ターマックでありながら、今では同社のルーベに採用されているゼルツがフォーク、シートステー、シートピラーに付いていたり、エアロっぽいシートチューブはVengeの用であります。最近ロードバイクに乗るようになった方からは結構不思議な目で見られる事も多いんですよね。TREKのマドンが2016モデルでエアロとドマーネの振動吸収性のイイトコドリをしていますが、それの走り・・・ってのは言い過ぎですね。

購入前に、あるショップで店長の高級バイクに試乗させてもらいました。LOOKのモデル名はわかりませんが恐らくグレードの高いバイクだったと思います。ロードバイクには中学生の頃に乗った事もあったので自然に乗ることができました(Wレバーしかしらなかったので変速は出来ませんでしたが)。驚いたのが、その乾いた薄いパイプで構築されていると伝えるフレーム内の反響音。あぁ、カーボンってこんな感じなんだと感激しました。それまではキャノンデールのCAADやコルナゴ、ピナレロの入門用アルミカーボンバックで予算的に納得しようと思っていたのに、まずはフルカーボンに乗ってみたいと思うようになったのです。

Sakura Cycling 2014

最初の頃のエントリーで購入については書いていますが、乗ってみるとあの店長のLOOKで感じたカーボンフレームのような感触は残念ながら感じられませんでした。それは特別なカーボンフレームであった事を知ります。自分のターマックがただカーボンなだけのバイクだと残念に思っていました

でもここ最近、購入してからずいぶんと経ちましたが「俺のターマック、悪くないじゃん」って思えるようになりました。もちろんこれだけ歳月が経過してカーボンの技術も上がり世の中を見渡せば素晴らしいフレームはたくさんあるのはわかりますが、自分の用途の中で買い替えようと決断するには今のバイクが十分すぎるのです。それだったらトップグレードのコンポやホイールを、それだったらCXやMTBバイクを購入してフィールドの幅、楽しみの幅を広げた方がいいじゃんかってね。

IMG_7812

購入してから随分と経つって言いますが、こんなに定期的に自転車に乗るようになったのはここ1年くらい。フィッティングをしてもらってようやくポジションが決まったら「ターマックはこうやって答えてくれるんだ!」ってのがわかったんですよね。それがわかるまでは闇雲に他のフレームへ憧れがありましたけど、おいしい所を知ると買い替えて乗り味が合わなかったら困るなぁ・・・って不安も抱くようになりました。
six13team1srm.jpg
今でもTIMEへの憧れは強いし、サイクルモードでちょい乗りしたDE ROSA KING3PENNAROLA ACRUXの気持ち良さは印象に残っています。観戦していたレースで印象に残るCOLNAGO Extreme-CCannondale SIX13なんてのは乗っていた選手へのリスペクトと鮮烈な記憶から忘れられない自転車となり程度の良い中古があったら欲しいって思っていますが、優先順位は今の所随分と下がっていますね。独自規格を開発してどんどん進化して行く最新ロードバイクに興味はありますし、供給してくれるなら喜んで乗りますし、人が乗ってるのを見ると「いいなぁ」と素直に思いますけど、身銭を切って購入するのなるとまた別の話。

枯れてきた2006年式のターマックにムチを入れる。それは自動車やオートバイ趣味で憧れた新車からずっと乗り続けているオーナーさんへの憧れを体現している感じで酔っているところもあるんだろうな。あの人にはあの自転車。それがただの自転車ではなく相棒のようになるみたいなね。オーダーで作ったCXのようにはじまる自分の愛機的思い入れもありますが、このように時を経て切っても切れない存在になってくれる、そんな自転車との関係性もあるんですね。

2014 RAIZIN CX
思い入れをたっぷり注ぎ込んでビスポークしたライジン製シクロクロス

ショップに繁茂に出入りするようになり、最初の1台を探しに来たお客さんと話す事も増えました。輪工房さんがその時におっしゃっていましたが「よく選んでいる時が一番楽しいって聞きますけど、乗りはじめたらもっと楽しいんですよ!」って。そうなんですよね、最初に選ぶバイクはどんなのが適当かって話がいろいろありますが、まずは予算内で購入できる自転車を買って走り出せばいい。走り出さないとはじまりません。サイクリングで得られる感動は自転車のグレードにはあまり関係ありませんから。その感動を重ねて行く事でその最初の1台は自分だけの大事な自転車になるはずです。そう、プライスレスってやつですね。

まぁ、これだけいろいろな部品のインプレっぽい記事をアップしているブログ主だと説得力はありませんかね(苦笑)モノへのコダワリも楽しいし否定はしません。トップグレードパーツの剛性感や節度感などは単純に操作していて気持がいいですからね。それはまた別の話。どっちも楽しめるのが自転車の魅力って事で。

さぁ、走り出しましょう



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