GDR METEOR HYBRID ちょっとだけ試乗

2015年05月12日 08:00

埼玉TT観戦、もうひとつの目的がグラファイトデザインがリリースしたメテオ・ハイブリッドに試乗する事でした。ですから、自転車で観戦に来るのは断念しましたが、自分のペダル、シューズ、ヘルメットはしっかり持って来ましたよ。

メテオ・ハイブリッドとは何か?
グラファイトデザイン社の代表的なロードバイク「METEOR」シリーズの末弟で“ The First GDR ”と銘打ってリリースされた新型ロードバイク。メテオの乗り味をよりお求めやすい価格で味わってもらおうと製作されたようです。一言で言えばアルミフレームのカーボンバック。アルミフレームからカーボンフレームの時代になる過渡期に見られた構成ではありますが、この時代にあえてリリースする意図は?
更にメテオには興味はあるけどちょっとお値段が・・・と躊躇していたユーザーにも衝撃のフレーム価格135,000円は非常にインパクトがありましたからね。

GDR METEOR HYBRID

試乗車は51サイズで前後にGDRがリリース予定の38mmディープホイール(WO)を履かせたバイクでした。更にハンドルやステム、シートポストなども同社のカーボンパーツを使用してアッセンブルされています。コンポーネントこそシマノ105とエントリーレベルながらそれ以外のパーツはハイグレードなカーボンで揃えたと言っていいでしょう。

GDR METEOR HYBRID

グラファイトデザインの担当者もおしゃっていましたが、カーボンが当たり前の時代にロードに乗り始めた方にはカーボンバック(シートステーがカーボン)と言ってもピンと来ないそうです。従来のカーボンバックとの違いを表現する事もあってハイブリッドと呼んでいるでしょうね。

GDR METEOR HYBRID

フロントフォークとシートステーは同社の上級グレードとなるメテオと同じモノが使われているそうです。アッセンブルされたカーボンパーツと共にアルミのネガティブな部分(振動を直に伝えてしまう)を消して、ポジティブな部分(反応の良さ)を際立たせる狙いがあると予想されます。

乗ってみた感想
試乗は河川敷の直線です。第一印象は「気持よく進む!」って事。私の2006 Specialized Tarmac PROよりもいわゆるカカリは良いです。これは比べ物になりません。ホイールのキャラクターがどれほどこの印象に介在するのかはわかりませんが、気持よく加速できます。以前、NEW METEORに乗った時よりも明確に進む感覚が伝わって来ました。短い距離で乗るなら最高の武器になりそう。担当者の話しによると筑波山ヒルクライムでもこのフレームで良いタイムが出る方向だそうで、そのような使い方には合っているんだと思います。進む、進むと言ってもTARMAC SL4のS-WORKS乗った時程ではないかな。でもあっちはあっという間に力を飲み込んで行くような危うさがありましたが、メテオ・ハイブリッドは踏んで抜けるのではなく受け止めてくれる感じ。だからTARMAC SL4 S-WORKSをガンガン乗れる人には物足りないのかもしれないのですが、自分の貧脚(CX C3ドアマット相当)には心地良かったです。長距離を乗ってどうなのかが気になるところですね。

GDR METEOR HYBRID

重いギヤをグングン踏んで行くよりもケイデンスを上げて乗る方がいいのかな。そんな感じを受けました。ほんのちょっと乗った印象なので1日乗ればまた感じ方が変わるかもしれませんけどね。

路面が比較的にキレイな所での試乗なので振動吸収だとかは評価できませんが、アッセンブルされているカーボンパーツが良いので問題はなさそう。カーボンバックとフロントフォークである程度の仕事をしてくれていて、それ以上の振動吸収が欲しければ好みで最適なカーボン部品を選んでいけば味付けを変えられるのかもしれませんね。タイヤ空気圧やホイールの相性もあるでしょう。

戦略的な価格と上級モデルと同じカーボンフォーク及びシートステーを持ったこのメテオ・ハイブリッド。正直、自分のターマックとコンポを入れ替えて乗ってみたいと思わせるものでした。CXでもこのハイブリッドタイプがあったら・・・と担当者には暗にリクエストをするくらい気に入りました。

私はカーボンバックの存在は知っていても、その時代を飛び越えてクロモリからカーボンフレームに乗ってしまったので過去のカーボンバックとの違いについては残念ながら言及できません。ただカーボンバック全盛時は、使えるカーボンフォークを作れる所は少なく、ハイエンドフレームにはこぞってTIMEのフォークが刺さっていた時代がありました。それはフォーク開発の難しさ、フレームに製作に置ける重要性が感じられます。自社で自信を持って作る特性を知り尽くしたカーボンフォーク(バック)に合わせて作られたジオメトリーのアルミフレーム・・・悪いはずはないですよね。

2008 JAPAN CUP CYCLE ROAD RACE

元々、GDRがゴルフクラブシャフトメーカーから自転車のフレームを開発するに当たり、東洋フレーム製アルミフレーム(テスタッチ?)にカーボンバック、カーボンフォークを刺して開発がスタートした訳です。そこでも数々の勝利を収めました。ある意味原点回帰の製品でもあるんじゃないでしょうか。私がはじめて観戦した2008年のジャパンカップ。古賀志林道で見たあのフレームに乗れる!と思ったら胸アツなわけですよ。メイタンカラーにしちゃいたいくらい。

2008 GDR YUKIYA ARASHIRO MODEL

CXフレームをクロモリで作ってから、もうスチールバイクでいいよ・・・と思っていたりもしますが、2015年ジロでデビューするメリダの軽量カーボンフレームだったり、このGDRのハイブリッドだったり乗ってみて感じるモノがあるのだとすれば、未知の体感への興味は尽きないんだなと思いました。このメテオ・ハイブリッドと構成が逆になった東洋フレームのクロモリ&カーボンフレームにも乗ってみたいなぁ。

フレームにドーンと50万円を2年ごとに捻出できる方はあまり関係ないかもしれませんが、エントリーグレードの価格帯くらいになるとオールマイティーと主張するどの性能もそこそこな製品もあれば、どこかに特化したキャラクターのフレームが合ったりすると想像します。限られたコストの中でどうやってパラメーターを振るかって話です。そう言った意味ではトンガッタフレームの方がある程度の経験があるライダーには魅力的に見えるはず。そんなフレームなのかもしれませんね。市場やメーカーが勝手にカテゴライズするエントリーグレードってのは経験のある購入者には別に関係ない話ですから、使いたいイメージに合うのであればいいのです。

このMETEOR HYBRIDなら・・・例えば2年毎に買い替えるレース用機材って感覚かな。大事にするけど落車で壊れても仕方がないと諦められるような。

これもひとつの例でであって、その人なりに見え方がいろいろあるんだと思いますよ。私なら塗装を剥がしてアルミ地肌にクリア塗装(Lawカラー)にしたり、さっきも書いたようにメイタンカラーにしたりと個性をプラスして乗ってみたいと思いました。

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GDR METEOR HYBRID

これも気になっている人がいるかもしれません。GDRのカーボンホイールですが、私の経験で比較するとブレーキの違和感は少なかったと思います。良く効きます。波ウチもほとんど感じませんでした。これなら常用してもいいな。長い下りはどうなのか・・・構造上の問題って壁は高い気もしますけどね。

あともうひとつ。新しいシマノの105(5800)のフィーリングいいですね。
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