石畳レースと自転車フレーム

2015年04月08日 08:00

ついに春のクラシックシーズンが開幕しました。先週末のロンド・ファン・フラーンデレンはボーネンとカンチェ不在の中、どんな戦いが繰り広げられるかワクワク。SHIMANOのニュートラルカーの事故やエアーゲートがつぶれるなどのゴタゴタがありましたが、クリストフの美しい勝利に拍手喝采でありました。

sus_dogma.jpg
vero news

レース前から話題になっていたのはTEAM SKYが投入した新しいドグマ。モールトン博士の開発したラバーコーンサスペンションを彷彿とさせるソフトテールバイクです。動くチェーンステーは特別なピボット機構は持たずにカーボンの弾性を利用しているとの事。レース映像を見てもサスが1cmほどストロークしているのがわかりました。



石畳のレースは、その過酷さから普段のロードレースとは違い機材を特別なセッティングにするから面白い。写真のSpecializedはボーネンのバイクですが、振動吸収性に優れるルーベをベースに手組のホイールにスポンサー外のタイヤを貼っていますね。合わせて空気圧を低めにセッティング。選手によってはバーテープを二重に巻いたり、ゲル素材のパッドを入れるなどの振動対策を行ないます。過去にはフロントサスペンションなども導入された経緯もありますね。カーボンフレームの開発が進んだ事によりそこまで大袈裟な事をしなくても走れるようになったと思っていたのでこのドグマは驚きを持って迎えられました。

spvenge2015rond.jpg
Specialized Japanより

Etixx-Quick-Step Cycling TeamはSpecializedのバイクを使っています。今までならルーベで走る事になると思うのですが、今回2位フィニッシュのテルプストラは同社のエアロロードバイク「Venge」ですからね。他の選手もオールラウンドバイク「Tarmac」を選ぶなどカーボンバイクの懐の深さが、メーカーの作り出したフレームの住み分けマーケティングを破壊しているように見えます。

canyonaeroslx.jpg
vero news

優勝したクリストフもキャニオンのエアロロードバイクですから因果なものです。だからソフトテールなんて意味はないとは思いませんが、一生懸命差別化をしよう、フレームを買い替えてもらおうって部分が透けて見えなくもないなぁ。UCIレースバイクの場合は最低重量6.8kgを余裕で下回ってしまうのでそれならサスペンションをってのはわかりますし、シクロクロスバイクやMTBのハードテールとサスの間でこれって選択もあるのかもしれませんけど。

dogmak8-s.jpg
vero news

レース中にブラッドリー"サー"ウィギンスは何か機材トラブルでバイク交換をしてノーマルバイクに乗り換えましたが、すぐにこのサスペンション付きドグマに戻しました。感触は悪くないのでしょう。オリンピックのトラック競技へ準備に入る為に事実上トップカテゴリーのロードレースから引退になると言われているウィギンスがこのDOGMA F8-Sでクラシックの女王から祝福を受けられるか!?今週末も寝不足必死です!



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コメント

  1. SAKi | URL | -

    機械屋としては、素材じゃなくて機構で挑戦て言うのは好きですね~
    ま、稼働部分が増えると言うことはトラブルの可能性が増えるってことですから、素材勝負はある意味正しいかなと

  2. cal3 | URL | -

    Re: タイトルなし

    機械好きにいはたまらないレースです。カーボン素材の勝負はある程度見えちゃったから構造って所もあるのかな。しかし、これからディスクブレーキ認可を皮切りにフレームの規格戦争が勃発しそうですね。

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