シクロクロス Tips

2014年12月25日 19:00

先日参加したシクロクロス・スクールで習った事を発揮すべく望んだ湘南シクロクロス。結果的には撃沈ですが、個人的にはシケインの担ぎなどスクールで習った事を実践した事で小さな手応えを感じていたりします。詳細は書かないと言っておりましたが、自分の覚書も含め、私のようなシクロクロス初心者の助けになればとまとめてみました。クリスマスプレゼントじゃありませんが、何かのヒントになれば幸いです。

荻島さんが何故シクロクロスに目覚めたか?
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トラック競技でオリンピックを目指していたがバルセロナの選考では鎖骨を骨折していて実力を出せず、アトランタの選考では橋本聖子さんに競り負け、最後に掛けたシドニーでも怪我で出場はできなかった。トラックに限界を感じ、ロードも考えたがスプリンターでないと勝つのは難しい・・・それなら自分の力で勝負できるシクロクロスに魅力を感じた。

2位の自分をなんとかしたい
オランダ人の男性と結婚。シクロクロス世界選手権(2002年)で21位。出産もありしばらく競技を離れる。出産後に水泳、ランをはじめ、いつのまにかシクロクロスの競技時間(40分)の運動が出来ている事に気が付きマスターズで復帰。2005年に復帰。2009年は2位。2位の自分をなんとかしたいと奮起して2010-2011シーズンにマスターズ世界チャンピオンになる。

年間スケジュール
3月 LSD
4月~7月 ロード
8月 シクロクロスバイクにロードタイヤを履かせてロード練(週1でオフロードに)
9月〜10月 シクロクロスシーズンスタート インターバルトレーニングメイン

CXシーズン中も毎日森に入るわけではなく、ロードでのインターバルトレーニングが中心。週2日で森に入りオフロードに慣れる。

トレーニング
オランダはグループ練習する相手がレベルに応じて選べるのでその時の体調やメニューに応じていろいろなグループと走ることができる。ひとりでレベルアップをするのは難しい。プッシュしてくれる相手がいるのが理想。
オランダでのグループ練習では平均で35−37kmくらいで走っている。ひとりだと27kmくらいに。
シクロクロスではとにかく夏のベーストレーニングが大事。ロードをしっかり走りベースを作る事でCXシーズンに活かせる。

・寒い冬は病気のリスクが高まるので注意する。特に家族の病気に注意。
・インターバルトレーニングはレースの時間を意識する。連続でなくてもいいのでレース時間と同じだけ行なう。
・シーズン中のベーストレーニングに注意。
・クリテリウムに出場するのが効果的だが日本では危険に感じる事も多い。
・トレーニングは超回復のサイクルを意識する。アマチュアは休み過ぎで向上して行かない事が多い。
・腰を重心にシッティングで足を付かないで停まっている練習。それにスタートダッシュを組み合わせたインターバルトレーニングを取り入れている
・降車・担ぎ・乗車の流れをスムーズに行なう
・コーナーは肩から入る事を意識
・担ぎは自転車を体に引きつける。

ogishimaschool.jpg
右手の位置に注目!降車の時にはすでに担ぐ準備がされている

レース前Tips
・スタート2時間前に会場へ入り、コースの下見で2〜3周走る。
・アップは入念に。軽いギアで30秒モガキなどを行いしっかり心拍を上げておく。
・アップ後は着替えてスタートする。
・食事は3時間前に済ませる。30分前からは水でOK
・特別なカロリー摂取、ドリンクなどは40分までのレースならあまり気にしなくていいと思う。60分(MenC1)は自分は経験がないのでわからない。
・気温0℃を境にレッグウォーマーを履くか判断する。
・震えるような寒さは体力を消費する。そうならない為にも直前までのアップと着替え、適切なウェアを準備する。
・ホットオイルは雨や泥対策にもなる。
・常にニュートラルを意識する。例えば砂区間で息が上がるところがある(負荷+)なら、それ以外で(負荷−)になる部分を見つけておく。

レースTips
・結果を求めるレースと練習レースと区別する
・レース中はとにかく転ばないように。転ぶとその後のレースに影響が大きい。肉体的にはもちろんメンタル的に。転んだ場所は必ずセーフティーになり遅くなる。
・砂区間はウィリーするくらいに前荷重を抜く
・泥や砂、急坂など行ける所まで行って降りるのはNG。埋まる前に降りて走れ!スピードが落ちないうちに降りる判断をしてスピードを殺さない。
・疲れてくると前荷重になり転ぶ。
・並ばれた時に道を譲るな。踏め!(特にラスト1周)

もっとありましたが書きにくい内容もあるので胸にしまっておきます(笑)

機材Tips
・前後のタイヤ空気圧が一緒はあり得ない。
・タイヤはチャレンジとDUGASTしか使った事がない。DUGASTを使うと他は使えない。
・ホイール・タイヤはオールランドが1セット、泥用を2セット準備した。
・ディスクブレーキは欧州では普及していない。一度試して戻す選手も多い。コストパフォーマンスが悪い事も要因。

感想
ニュートラルへの意識についてとてもわかりやすく感じました。心拍についてはもちろん重心の取り方なども。ただ一番心に残っているのはロードでの基礎トレーニングの重要性でしょう。CXシーズン中(冬)のLSDは寒さとの戦いになり病気のリスクも高まるのでやらないほうがいい。かと言ってオフロードばかり走っているのではなくロードのインターバルがメインだと。(負荷をかけて体が温まる)暖かい時にじっくりロードで力を付けた人が最高のシーズンを送る権利があるって事ですね。



全日本シクロクロスで解説をしてくれた三船さんも「基本はロードだ」と何度もおっしゃってました。優勝した竹之内選手は本場Europaでロードのチームにも所属できた事が大きな躍進につながっていると。30kmでしか走れないテクニックを持った選手と45kmで走れる荒削りな選手。一見荒削りな選手はテクニックがないように見えるけど、45kmで走れるって事はそのテクニックがあるって事だと。まずはロードで鍛えたベースがなければ土俵に上がれないって事らしいです。

MTBをやってテクニックを磨いた方がいいんじゃないか?と思っていましたが基本はロードにあるとふたりから聞けた事に驚いています。これを聞いてわたしも#Festival500 に便乗してロードの距離を伸ばそうとモチベーションを上げています。体が付いて来てないですけどね(苦笑)湘南CX後から続く咳がまだ止まりません・・・

最後に・・・
シクロクロスに興味があるけど・・・と躊躇しているあなた!このTipsは参考になりましたか?とにかくやってみないと全ては理解できないかもしれません。わたしはC3でヒイヒイと集団の後方を走るドアマットライダー※ですが、それでも楽しいのです。今年から参加させてもらっている自転車屋さんのツーリングでも峠では足を引っ張る程遅く、それは榛名山ヒルクライムの成績を検索してもらえばわかるでしょう。年間の走行距離だってめちゃくちゃ少ないと思いますよ。このままでいいとは思っていませんが、現状この程度のおっさんでも楽しめるんですよ。あ、スタートしてしばらく苦しくてリタイアしたくなりますけどね(苦笑)JUST DO IT!

※ドアマットライダー
そのまま玄関入口に敷いてあるマットの事ですが、そこにチームを加えると・・・ドアマットチームって言葉がありまして他のチームに踏みつけられる弱い万年最下位のチーム事を差します。ドアマットライダーはわたしが勝手に造った言葉ですが、要は集団に置いてけぼりにされる遅いライダーの事です。



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