夢が現実になる瞬間

2013年07月04日 08:00

100回目の記念大会となった2013年のツール・ド・フランス。全日本チャンピオンジャージを纏い新城幸也(ユーロップカー)が早速第5ステージで魅せてくれました!

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2010 JAPAN CUPより

スタートアタックを決めて217kmのエスケープ!6名の逃げグループは終盤で4名となり、その中にはチームメイト1名がいる素晴らしい状況。残り30キロ地点くらいでは、残りの距離と集団のタイム差は逃げ切れてもおかしくないくらいの微妙な状況。普通に考えれば着々とタイム差を縮めているので逃げ切りはいつでも難しいのですが、集団に何かが起きれば「もしかして!?」十分に期待を抱かせる雰囲気に。

山岳ステージではないけど、終盤は4級山岳とカテゴリー外だがそれなりにきつい丘があり、スプリント勝負を仕掛けたいチームには難しいコース。案の定有力なスプリンターが次第に遅れはじめます。この時は本当に身震いのする思いでした。更に集団内で落車も起き、ここに有力選手が含まれていたら追走の手を緩め、集団はスピードダウンする事も予想されましたが・・・

その後、集団が圧倒的に有利な向かい風を受けるカタチでレースは進み、最後の丘をクリアした時には30秒の差しかありませんでした。ここのデッドラインを1分と読んでいただけに段々と厳しい状況に。ここからゴールまでは下り基調。それも集団が有利なあまりテクニカルではない真っ直ぐな下り。

ここで逃げていた4人のうちのひとりがアタック。チームメイトが反応して追いかけたので幸也は残りのもうひとりをマークする事に。ここでその選手も追いかければまた4人になる可能性がありましたが、その日の敢闘賞が確定したこともあってか追いかけずに集団に飲み込まれました。

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山岳賞ジャージと日の丸ジャージが健闘を称えあいゴール

最後の流れはチームでの戦いになるロードレースの世界では戦術のお約束事なので終えなかった幸也は悔しかっただろうな。ゴール直後のインタビューでも、それが滲み出ていました。

-「もっといい方法が他にもあったと思うんですけど、今日はできるだけのことはしたつもりではあります。でも、悔しいですね。最後までたどりつけなかったのは。前半はきつかったんですけど、後半に徐々にエンジンがかかってきて、最後は調子よかったです。」
シクロワイヤードより

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2010 JAPAN CUPより

今回で4回目のツール・ド・フランス出場となる新城選手。一週間前には超過密日程で帰国。厳しい意山岳ステージを圧倒的な力で勝利し、日本チャンピオンジャージを奪還。日の丸を付けてフランスへ乗り込みました。実はツール・ド・フランスの出場がほぼ決まっていたようで、この時期に日本へ帰国する事はチーム首脳陣には止められていたそうです。その中での意地の勝利でした。

2009年に近代ツール・ド・フランスとしては、日本人としてふたり目のツール・ド・フランス出場。(この年は別府史之も同時に出場)スプリント勝負で5位に入る活躍を見せて日本中を湧かせました。出場する事だけで夢のようだったこの大会だったのに、たった数年でステージ勝利が現実的に目の前にぶら下がっている事を意識させてくれました。まだまだレースは始まったばかり。これからの活躍に本当に期待しています。寝不足なんて言ってられませんよね。

今年はJ SPORTS(有料放送)以外にもNHK-BSで毎日総集編を放送しているようなので自転車乗りならチェックしましょうね。




新城幸也が初出場したツール・ド・フランス2009

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