Le Tour de France 2012

2012年07月27日 08:00

終わってみればチーム・スカイの圧勝で幕を閉じた大会。盤石の総合優勝争いに「面白みがなかった」と感想を漏らす声も多いようでしたが、個人的にはかなり見所の多い大会だったと思いましたよ。

結果だけを見れば圧倒的なチーム力に守られたウィギンスが得意のタイムトライアルで稼いだタイム差を守り抜いた・・・そんな風に感じます。かつてのインドゥーラインを思い出した人も多いはず。しかし、その盤石を形成する事は簡単ではありません。チーム・スカイは発足からわずか3年で目標の一つツール・ド・フランスを制しました。しかし、発足当時はイギリス人中心にツール・ド・フランスの総合を勝ち取る事を信じた人は少なかったと思います。頭角を現して来たウィギンスにその素質を見いだす事は出来ましたが、山岳での弱みから勝ちきる事は難しいのではないかと思っていました。
カベンディッシュの移籍によりスプリントも狙わなければいけない事になり、チームの目標がどっちつかずになるんじゃないか?と心配もしました。更に、頭角を現して来た強力なアシスト「フルーム」の存在もチームのバランスを失う危険をはらんでいました。

しかし、終わってみれば一番の仕事であるタイムトライアルで間違いない力を見せつけ、山岳でもチームに守られながら集団前方を位置取り、フルームの危うい動きもエースの風格で納め、最後には満足なアシストを得られずにステージで勝ちきれなかったカベンディッシュの為に自らがアシストをして勝利のお膳立てを行う・・・美しきロードレースの世界を魅せてくれた偉大なチャンピオンだと記憶に止めることになるでしょう。

日本人としては、やはり新城幸也の活躍も大きいですよね。5回の逃げグループ入りを決めて、そのうち2回はエースヴォクレールと共に逃げに乗り、ステージ優勝や山岳ポイント獲得に大きな仕事をしました。序盤のアタック合戦のタイミングや運だけでなく、力で逃げることができる選手になっているんですかね。もう、ツール・ド・フランスのプロトンにいるのが当たり前の選手になったんだと思います。

新城に撮って大きいのは、今までもステージでいい活躍をする時がありましたが、山岳の厳しいコースでは消えてしまう事が多く、やっとの思いで完走をしていたイメージがありますが、今回は仕事ができる事を証明出来ましたね。残念ながらステージ1勝には届きませんでしたが、世界中の誰もが日本人のグランツール最初の勝利は新城で、それも近いうちに達成される事を想像したはずです。

その他、ヴォクレールの活躍、フェドリゴの復活勝利、デイヴィッド・ミラーの勝利も良かったな。ピノーの勝利も美しかったしチームディレクターとのやり取りも良かった。先に挙げたカベンディッシュのロングスプリントも興奮しました。
今回でツール・ド・フランスを去るヒンカピーへ元チーム名とのスカイが逃げを容認してあげるなんて演出もステキでしたし、同じく今年のツールが最後のフォイクによるファイターっぷりもやはり心に残りました。

残念なニュースもありました。コンタドールが不在なのも寂しいですし、アルゴス・シマノは土井ちゃんでよかったんじゃない?とかいろいろ言いたい事ありますけど選手達には感謝しかないですね。幸せな3週間をありがとう!



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