奇跡は嘘か

2012年07月18日 18:52

ツール・ド・フランスも最後の一週間がピレネーの山岳決戦で幕を開ける。今年は、王者コンタドールにフランク・シュレックも不在で、更にオリンピックを目前に控えていつもなら常連の選手も欠場する等盛り上がるか心配だったわけですが、新城幸也選手の活躍はもちろん、逃げ切りステージあり、スプリンターの熱い戦いもあって寝不足になりながらも熱く観戦しています。

最後の休息日にとてもショッキングなニュースが飛び込んで来た。あのフランク・シュレックのドーピング検査で利尿剤が検出。まだAサンプルだけで確定はしていないけどツール・ド・フランスからリタイアを発表しました。利尿剤自体で何か運動能力を上げるような薬ではないけど、他の薬の証拠をマスクする効果があるので禁止薬物リストに入っています。毛生え薬でアウトになったプロ野球選手もいましたよね?それと同じです。

これはショックですね。一度容疑をかけられたことがあったと思いますが、シュレックは弟のアンディーとともに爽やかなルックスでクリーンなイメージがあったもので・・・。

ドーピングの事件がある度に2008年のツール・ド・フランスのを思い出します。第12ステージで飛ぶ鳥を落とす勢いだったリカルド・リッコにドーピングが発覚した時の事。

デイヴィッド・ミラーは・・・

クソったれ! あの日のリッコは良すぎた。あまりにも良すぎて、"ファッキン・グッド"だった。彼がいなくなったことは本当にいいことだ。それは僕の意見を何も変えはしないけれど。僕の考えはすべて前のままだ。自転車のイメージはもう地に堕ちきっている。リッコには自転車への愛情など微塵もない。

一般的に言って、我々が何か信じられないもの(強い選手)を見るとき、それはつまり本物ではないということだ。悲しいかなそれが現実というものだよ。


このミラーの言った言葉は重いです。自転車競技は過酷です。こんなに過酷なスポーツってあるんでしょうか?その究極の戦いの中で、これまでも様々な奇跡やドラマを観てきました。しかし、その戦いがフェアじゃないものだったら?

ミラーはツール・ド・フランス初出場でいきなり初日プロローグでトップに。そのままマイヨジョーヌを3日間守り、世界選手権ではタイムトライアルで2位に。英国期待の若手ロードマンでした。翌々年には遂に世界選手権タイムトライアルで優勝!念願のアルカンシェルを獲得したと思いきや、ドーピング発覚し2年間の出場停止。頂点から真っ逆さまに転落していったのです。
その後、ドーピング撲滅活動を率先して行い、英国のロード・タイムトライアルチャンピオン、ジロ・デ・イタリアの区間優勝など活躍を続け、遂に今年のツール・ド・フランスでは区間優勝も果たしました。

そのミラーが言うのです。

一般的に言って、我々が何か信じられないもの(強い選手)を見るとき、それはつまり本物ではないということだ。悲しいかなそれが現実というものだよ。

どんな気持でサイクルロードレースを観戦すればいいのでしょうか?

2008年の第12ステージで今回Aサンプルで陽性となったシュレックはこう言っています。

彼が更迭されたということは、それはつまりドーピングコントロールが正常に機能しているということだよ。

正常に機能している・・・そういうことなんでしょうか・・・。

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