シクロクロスはカッコイイ 前橋CXレポート

2018年10月17日 08:00

前橋シクロクロスのレースレポートはアップしましたが、他にも写真、動画を撮ったので改めて記事にします。



ワイパーが盛大に動く道中の映像からわかるとおり、埼玉や東京では大雨でした。CXerなら誰もが昨年の泥レースを想像したと思いますが、現地についてたら薄曇りで雨の降った形跡なし。次第に太陽も顔を出しちょっと暑いくらいでした。

前橋CXの魅力
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Photo by Haruo Kotera

前橋CXへの参加は3回目かな。少なくともここ3年は年に2回同じ場所で開催していると思いますが、毎年1度だけ出ている感じですね。私なりに今回感じた前橋CXの魅力について。

シクロクロスはカッコイイ
前橋CXで一番感じたのはシクロクロスってこんなにカッコイイんだよってイメージを共有しているところなんじゃないかと思いました。写真のように本格的なゴールゲートがあって、ホームストレートにはテープやフェンスだけじゃなく、ちゃんとスポンサーバナーが設置してあります。JCXではありませんが、決して地方のマイナーレース風情ではなく、まるでトップ選手になった気分を味わえる演出です。

低いバリアの理由
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Photo by Tomoaki Hori

多くの会場ではバリア(シケイン)の高さは規定いっぱいの40cmで設定されている事が多いのですが、前橋CXのバリアは低め。このバリアへのアプローチにしてもスピードに乗った状態で入る事ができる素直なレイアウト。そう、スピードに乗ったシケイン越えを発揮できるようになっています。更にそのアプローチの素直さ、低めのバリアはバニーホップができる人には大変有利に働きます。設置してあるのは多くのギャラリーが観るようになる駐車場とメイン会場の動線にあるので、そのシクロクロスらしいスキルを多くの人に観てもらえるチャンスです。バリアの低さは日本人の体格云々の話ではなく、世界的にも同じように低く設定しているところが出てきたとどこかで読んだ気がします。よりエキサイティングなシーンを演出する狙いです。

日本のCXは参加型イベント的側面が大きいのですが、同時に参加者が観戦者となり仲間を応援することが大きな楽しみとなっています。また撮影などをお互いがすることでSNS上でシェア、拡散を繰り返した事で盛り上がりに拍車をかけました。それを加速させるような仕掛けがこのバリアに込められているんじゃないでしょうか。

カッコイイ人にご褒美を
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Photo by Yasuhiro Nakashima

今回のコースには面白い仕掛けがありました。もう一箇所低めの2連バリアがあるのですが、少し遠回りの迂回路も設定されています。降りたくない人は迂回路へ。素早くバリアをクリアできる人はそのまま直線的に最短距離で。要はバニーホップができる人にご褒美があるわけです。(動画リンク)もちろんリマウント、マウントで素早くクリアできるでもOK。戦略的にもアクセントとなっていました。

常設のBMXコースがベースになっている事も前橋CXが考えるカッコイイの定義を後押ししていると思います。

グラフィックや雰囲気
バリアに書かれたメッセージやゼッケン、それ以外のインフォメーションなどのグラフィックデザインも他の大会とは一線を画すクオリティだと思います。またフードをはじめ出店するブースのクオリティもこの雰囲気にバッチリでしたよね。

関西だとか他の地方のことはあまりわかりませんが、野辺山と前橋がひとつ抜けている印象をもっています。

安全性
上下の動きをこれだけ要求してくるコースは普段ロードバイクがメインの選手には難しいかもしれません。それでも当日朝に2時間の試走時間が設定されているので、周りの選手を観察しながら反復練習ができるようになっています。また、プレレースと題して同じコースで練習ができるように工夫しています。

問題はあるか?
ありがたい事に毎週どこかでシクロクロスの大会が開催されているような状況。全ての大会に参加できる訳ではないので、こんな風に特色のある大会が出てくることは本当に嬉しいですね。一方で混走が多かったり、スタート順がポイントではなくエントリー順だったりするのでそこに不満を感じる人もいるかと思います。私もその不満は持っていますが、そこはエントリー時に予め条件が開示されていれば、こちらが判断できるので問題はないでしょう。それでも参加したいと思わせる魅力がありました。

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例えば他のコースではバリアの手前でわざとスピードを落とさせて、スピードが出ている状態でバリアへ衝突しないように・・・などの措置が取られています。

ホームストレートに入る手前で減速させてゼッケン番号の見取りを容易にする工夫をしています。

耳が聞こえない選手のための電光掲示板でスタートを知らせる工夫をみた事があります。

長い階段や崖を使ってダイナミックなコースを作るコースもあります。

他にも色々あるでしょう。それぞれ特徴だと思いますが、私は前橋CXから改めて「シクロクロスはカッコイイよね」ってメッセージを受け取った気がしました。1列に棒状に上がるしかない長い階段よりも、バニーホップを練習したくなるような前橋CXのコース設定が好きです。きっと同じようなセンスの人が自然と集まるようになるのかな。

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Photo by Haruo Kotera

運営側の人と話をしたこともないし、完全に私の主観ですが、勝手にこんなメッセージを受け取りました。まだ参加した事がない方で興味を持ったら、第2戦もあるのでエントリーを検討してはいかがでしょう?




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