殺し合いの螺旋

2017年12月09日 08:00

殺し合いの螺旋から俺は降りる
漫画「バガボンド」で印象に残っているこのフレーズ。最新自転車事情に関心がありながらも、実際に自分のバイクを更新するかどうか考えたときに「どうせ、来年にはこれをちょっとだけ進化させたのが出るんでしょ?」とどこか冷めてしまった部分があったりする。マーケットやレースシーンの都合に合わせて毎年更新されるニューモデルにいちいち付き合ってられないよってね。もう気になりだしたらキリがないわけですよ。

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何パーセント軽くなったとか、剛性が高まったとか、空力が良くなったとか・・・コンマ何秒を競い合う人には意味があっても自分にはあまり意味がないしね。ロードフレームを更新したいと考えながら、いつのまにか11年落ちのフレームになってしまった。

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それだったらMTBやCX、タンデムバイクなどを増やした方が幸せになれるだろうと考えた。ロードが変わったところでそれはすぐに慣れる。行動範囲が広がるわけでもない。

TOYO FRAME DISC

そんなドラスティックな変化を求めたバイク選びだが、そろそろ更新みたいな事も視野に入れている。細かい進化を追いかけるような螺旋に組み込まれる気はないけど、ディスクブレーキやスルーアクスルなんかの規格も方向性が見えてきて選びやすくはなってきた。

2018 MERIDA REACTO TEAM DISC

ロードバイクにディスクブレーキは必要か?って問いに未だ懐疑的ではあるけれど、新しいモノへの好奇心もあるし、確実にメリットのあるシクロクロスのディスク化を念頭に入れれば、統一していくメリットも見えてくる。

何か結論を出している話ではないが、そんな気持ちで様々な新製品情報を眺めています。メーカーや代理店の言う「前年比で良くなった部分」は自分のモノサシで測ったら価値のあることなのか?もっと自分の中だけでも普遍的な価値観で選べたらいいよね。

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続・身長165cm以下の自転車選び

2015年03月04日 08:00

今までも「スモールサイズのジオメトリ」や「日本人の体型を考えた自転車フレーム」で私のように体格に劣るサイクリストがどのように自転車を選んだらいいのかを考えて来ました。

身長が低いなら650c(小さなタイヤ)の自転車にすればいいって意見もあります。700cに無理矢理小さいフレームを設計するとジオメトリー的に無理が出て来るのは仕方がないと言われますが、だからと言って650cタイヤやホイールだとパーツ選択の可能性がグンと小さくなる。機材スポーツとしてその楽しみを奪われるのは辛い人も多いでしょ。やっぱりできるなら700cのホイールを前提としたフレームにしたいところ。それってそんなに無理な事なのか?とりあえず私のバイクを見て下さい。

162cm()
私の身長は161.5cm(公称162cm・・・w)。股下は厚めの本を股にはさんで計測した所74cmくらい。リーチとかはよくわかっていませんが手はそんなに長くないと思います。体は柔らかいと思った事はありませんが、自転車に乗る上での前屈はそれなりに出来ていて、体幹も立ってエクササイズローラーを出来るくらいにあります。ですから低いポジションも大丈夫。

2014 RAIZIN CX


昨年オーダーで作ったライジン製シクロクロスバイク。ホリゾンタルにコダワリがなかったので弱スローピングとしてあります。現在はサドルは前乗りになりちょっと上がっています。ステムは現在は80mm。20mmは最低でも伸ばして下げ気味にセッティングをしたいところ。クランク長さは160mmです。

三連勝 SR-LITAGE


ホリゾンタルだって望めば無理ではありません。スタンドで後ろ上がりになっていますがコイツはホリゾンタルです。トップチューブ長は515mmくらいかな。普段乗りなのでポジションを詰めていませんが、本気で乗るならステムだってもっと下げて伸ばすだろうし、ビンディングペダルにすればシートポストも伸ばすでしょう。

見た目はやはりもう少し大きなサイズのバイクに比べるとカッコ悪いのは否定しません。カタログを見て選んで自分のサイズを見るとガッカリ・・・って事は当たり前。ホリゾンタルがカッコイイカーボンフレームはそれが顕著でBMCなんか特に。小さいフレームに大口径パイプはやっぱり窮屈に見えますしね。

2006 Specialized Tarmac PRO
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メインバイクであるターマックはXSサイズ。身長169cmのベッティーニもこのサイズに乗っていたと思います。日本人は手足が短いけど胴は長いのでトップチューブの長さは吸収できる事もあるようですね。クランク長は165mmで調整しています。クランクを短くすればサドルは上がるのでシートポストは伸ばせます。もちろんシートポストの為に短くしている訳ではありませんが。ステムは100mmですが110mmに交換しようと思っています。

カーボンフレームならだいたいメーカーの最小サイズを見て検討をはじめます。ジオメトリーによる操作性の違いだとか数字を見ればそれなりに想像できて、メーカーによっては本気で小さいサイズを作っていないのではないか?なんて言われるブランドもあるようです。私にはそこまでわからないのですがヘッドチューブの長さは気になるかな。

それなりに身長があると、例えばMとSで迷ったらSにしてステムなどで調整する方法があります。僕らは有無を言わさずにワンサイズしか選べない事が多いので最低でも調整ができないヘッドチューブ長、スタンドオーバーハイトは確認しておいた方がいいのかな。最近のヘッドが長いフレームだとハンドルが下げられなくて困る事が出て来るそうです。

そんな訳でフレーム選びに苦労しているかと言われると、それは確かにそうなんですが選べない訳ではありません。もちろんどのフレームでも乗れる訳ではありませんけど。性能が同じならなるべく薄いサドルにしてシートポストを伸ばして見た目を向上させるとか、ルックス向上にはテクニックが必要ですけどね。

最初の自転車選びではやっぱりプロの意見を聞いた方が良いですね。それも自分の身長などの体格だけではなく柔軟性などを加味してもらい、将来的にどれくらいのポジションで走れるようになるかを考えて選ぶ・・・BG-Fit Retul 3Dモーションキャプチャーシステムでちょっとライトな自転車選びのアドバイスをするメニューもあるようですからそれを利用するのも手ですよ。

159cm
サミュエル・ドゥムラン
Samuel Dumoulin Team Oldenhornより

今年もさい先よくレースで勝利を勝ち取ったサミュエル・ドゥムランは身長159cmです。その他にもプロツアー選手には身長が低い選手はたくさんいます。

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墨田区の自転車屋さん「マティーノ」より

これはメリダの登れるエアロロードバイク「リアクト」。小さいサイズのそれもほぼホリゾンタルに近いカーボンフレームだってこんなカッコイイのも出て来ています。これじゃない感を払拭していると言っていいでしょう。このようにフレームや新しい自転車の写真を載せるときはサイズがわかると助かります。カタログにはもっと大きなサイズしか出ていませんからね。店長の身長が低い所は私達にとって非常に参考になります。ブログ主もかな?(笑)

そんな訳で・・・俺たちにも700cを選ぶ権利がある!と宣言します。



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UNKNOWN CX 

2014年05月24日 08:00

新シリーズスタートします。カテゴリーはMY BIKEのところに「UNKNOWN CX」としました。このblogを呼んでくれる人ならお気付きのように、ちょっと前から気になっているCX・・・いわゆるフジテレビの事ではなくシクロクロスをはじめたいと思います。


2012年シーズンのミストラルを初観戦

観戦した瞬間に「これはっ!」と思ったシクロクロス。近所でやってる運動会みたいなノリがとても楽しそうで。アメリカじゃダートトラック競技(モーターサイクル)なんか観戦も参加も同じ料金で草レースがいろいろな所で開催されているなんてのを憧れていて、そんなシーンの盛り上がりとダブって見えたんだろうな。向いてるとか、競い合いたいとかそんな感覚じゃなく、単純に楽しそうに見えて。それなら見てるより踊った方がいいでしょ?


マリオのような表彰台!

でも、僕にはバイクがない
参加はしたいけどそれにはマシンがいる。シクロクロスのはじまりを考えると乗らなくなり納屋に転がるツーリング車を使ってロードバイクの余った部品を取付けて参加する・・・みたいなシチュエーションに憧れるのですが、いかんせんシクロバイクの太いタイヤが入るようなフレームは持ち合わせていません。


トップカテゴリーではければMTBだっていいようです。弟の古いマディーフォックスガレージにあるけども。

それなら用意すればいいじゃないか
メーカー完成車のカーボンレーサーを買ったっていいし、憧れのアメリカンハンドメイクフレームをオーダーしてもいい。ブレーキはディスクか?フロントはシングルか?ホイールはチューブラーだろ?など様々な選択肢があり非常に悩ましくも楽しくもあるのです。選択肢は無限なので自分の中で何かテーマを決めないといけません。コンセプトとも言うのかな。

そんな事を考えながらある方向で進めようと思います。来シーズンにスタート地点に立って、ボロボロになり、泥だらけになって、でも笑顔で楽しめる事を目指して。

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スモールサイズフレームのジオメトリ

2014年05月21日 08:00

Specialized S-WORKS ROAD 開発秘話でこんな質問がありました。

Q:Specializedのフレームで520サイズから下はフレームリーチが同じになるのは何故?

A:各国ぼ安全基準からそれ以上小さくするとハンドルをきった時につま先がフロントタイヤに当たるからで、Specialized社ではそんな小さいサイズなんか作る必要ないんじゃないか?といった声もあるくらいだ(笑)


・・・と話していました。確かにジオメトリーを見るとリーチやフロントセンターなどいくつかの項目が520サイズ以下は同じです。それ以上のサイズは段階的に変わっているのですが・・・これは小さいサイズ軽視?って思ってしまいますよね。ジョークかもしれませんが小さいサイズは作らなくてもいいって話もあると本当にそう言っていたんですよ。

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先日発表された新しいTARMACシリーズではサイズごとにカーボンのレイアップスケジュールだけではなくチューブの径まで変えどんな体格の人にでもベストなライドクオリティーを提供するって宣伝しています。私を含め背の小さいロード乗りはかなり関心を持ってターマックのことについて調べたのではないでしょうか?

過去にSpecializedのロードで世界選手権も獲ったあのクラシックハンターベッティーニだってカベンディッシュだってXSサイズに乗っていました。(プロの乗るバイクはまた市販品とは違う可能性もありますけど)しかし、あのイベントでは小さいサイズについて諦めムードもあったからね・・・まぁ、でも話をしてくれた方はバリバリの開発担当じゃなかったしね。

リリースされた新型ターマックのジオメトリーはまだ公開されていないのですが、つま先とフロントタイヤ接触の件でジオメトリーをもし変えられないとしても、それ以外の所はベストなチューニングをしてライドクオリティーを提供してくれているんでしょう。

本当にジオメトリーを小さいサイズ用にもっと変えられないの?
あまりジオメトリーについて詳しくはありませんが、小さいフレームはシート角が立っていたりして安定感がないとか言われます。それが先ほど話に出たリーチやセットバックに関係してきます。
Specializedの方が言うようにつま先とフロントタイヤの接触の件が理由であるのならば、大量生産大量消費のマスプロダクトではやはり難しいのかもしれません。そのヒントが相沢康司さんのblogにありました。

【何のためのルールなのか】 
そのころには、今のような小振りなバイク(トップ520以下)で、シートが75度といった立ったポジショニングのフレームはなかったとおもう。
シートをたてる理由はただ一つ、非常識に大きすぎるクランクと前輪の接触しないためです。しかしその接触しない云々の規格は正確には、フラットペダルで乗る人に向けてのようです。

【フラットペダルなら、ぜひママチャリかクロスバイクを】
フラットペダルなら、たしかに踵で漕いだ方が踏み込めますもんね。当然、ペダルを回しながら、ハンドルをきると、つま先が当たる。だから、極端に言うと大半の小柄な方向けのバイクは、フラットペダルで乗るためのようだ。


カンパには170mmより小さいクランクはありません。足のサイズだって欧米人は大きいですよね。更にフラットペダルの件も考慮すると爪先に当たらない為には相当のフロントリーチが必要になるわけです。しかし、シマノには165mmがありますし、サードパーティーならもっと短いのもあります。身長が低ければシューズのサイズだって小さい事が多いでしょ。前述したように大量生産大量消費のマスプロダクトでは最大公約数を求める為に難しいかもしれませんが、オーダーで自分の為に作るのであればもっと理想的な自転車が作れるんだと心から納得できました。

自分の自転車ではどうか?確認してみました。ローラー用に使っているSIDIのシューズをビンディングペダルにに固定してクランクを3時の方向に。私のターマックはXS(49)サイズでクランクはシマノのアルテグラ165mm、ビンディングはTIME RXS CARBON。シューズサイズはSIDI 40(25.0cm)くらいだと思います。そこでハンドルを切ると・・・

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ギリギリつま先は当たらないようになっていました。当たり前のように標準で考えられている170mmクランクにしてクリートの位置やシューズのサイズによっては危ないライン。

相沢さんが言うように長いクランクでフラットペダルでも余裕がある程ではありませんでした。
つま先接触を起こさないために、つま先すき間(トウクリアランス)が必要となる。「JIS D9301 一般用自転車 」によれば、つま先すき間は89mm以上でなければならない。 ただし、結合ペダルには適用しない。これはJIS規格なので米国や欧州の規格ではもっと厳格なルールがあるのかもしれませんね。UCIルールでもヨーロッパ標準規格 EN 14781ペダル中心からタイヤまで89mmを守るようにと書いてありますがクランクの長さはどうするか不明なので長めの物で想定しておくのがマスプロメーカーの限界なのかな?この辺は想像の部分も多分にあるので詳しい人いたら教えて下さい。

理由はどうであれ、各メーカーのジオメトリー表を見たりすると小さいサイズは特に難しい事情がある事が感じられます。誰もがUCIルールを必要としている訳ではありませんしね。
理想が自分ではわからないので数値まで決める事は出来ませんが、経験のあるビルダーの方と対話をすればそれらを加味した背の小さい人専用のジオメトリーフレームが手に入るかもしれません。ちなみに私のターマックはさっきも書いたようにXSでシートチューブアングルは75.5°です。サドルは目一杯後ろに引いてポジションは出ているとバイクフィットで言われていますし不満もありません。それは正解を知らないからなのか?って思いがずっとあるんですよ。あのマサ理論ではフロントセンター足りないジオメトリーみたいですし。ですから欧米人の体格をモノサシに作られたフレームではなく、自分に最適なフレームとパーツってやっぱり興味があるんですよね。









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