【2019】シクロクロスをはじめたいあなたへ(機材編)

2019年09月19日 20:00

はじめに・・・2015年の記事「来シーズンこそシクロクロスをはじめたいあなたへ 1」を見返したら、ルールやトレンドが変わって修正が必要って事に気がついたので2014年から2018年までと5シーズン底辺カテゴリーを支えてきた経験を基に2019年版に修正します。

これから書くのは多分に私の個人的な経験とそれに基づくメッセージ。できればAJOCC「シクロクロスについて」を最初に読んでおく事をお勧めします。

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Photo by Toshiki Sato

ブログではどうやってシクロクロスについて書き出したのか遡るとUNKNOWN CXとして書いている。

観戦した瞬間に「これはっ!」と思ったシクロクロス。近所でやってる運動会みたいなノリがとても楽しそうで。アメリカのダートトラック競技(モーターサイクル)なんかは、観戦も参加も同じ料金で草レースがいろいろな所で開催されているらしく、そんなシーンに憧れを抱いていて現在のシクロクロスがどことなくダブって見えたんだろうな。向いてるとか、競い合いたいとかそんな感覚じゃなく、単純に楽しそうに見えて。それなら見てるだけより踊った方がいいでしょ?


それを存分に楽しむためにはお気に入りの相棒があった方が楽しいに決まっている。競技への興味と同じくらい自転車を準備する事にワクワクしていました。そんな訳で、まずは機材やウェアなどからはじめましょう。

機材編
シクロクロスバイク
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シクロクロスに挑戦するには必ずしもシクロクロスバイクが必要な訳ではありません。入門カテゴリー(C4、C3)ならMTBでも大丈夫ですし、極端な例ですが小径車、ロードバイクで出た方もいらっしゃいます。MTBを持っていればそれでまず体験して楽しかったらシクロクロスバイクを準備すればいいのです。

トップカテゴリーで上位を目指す選手の多くはシクロクロスバイクを2台用意して戦います。トラブルに備えるのはもちろん、泥が付いて重くなったらピットで素早く自転車を交換して、その間にピットクルーが自転車を洗車して次の交換に備えるのです。しかし今回はそこまで想定はしません。

シクロクロスバイクのフレーム
一見するとロードバイクと変わらないように見えますが、ざっくり違いを挙げると太いブロックタイヤが履け、泥はけが良く、シクロクロス競技に適したジオメトリーで設計されています。素材はカーボン、スチール系(アルミやチタンなど)とありますが、ロードレース程カーボン一辺倒じゃない所が面白い所。問題はブレーキの規格。これからフレームを用意するならディスクブレーキ仕様のフレームを推奨しますが、すでにロードをやっているのであればリムブレーキのフレームからはじめるとホイールの流用ができます。多くのCXerがディスクに乗り換えているので個人売買で一式揃えるのも比較的低コストで可能でしょう。

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私は今だにリムブレーキのCX。ただしブレーキ本体はカンチからminiVブレーキに変更しました

調べてみるとメーカー完成車20万円以内で結構選べるようですね。完成車以外だと東京サンエスのワンバイエス805zなどはフレーム価格が安いので、コンポなど好きな部品を選んで自分だけの1台を組み上げる楽しみがあります。もちろん私のようにクロモリオーダーからスタートするのもおすすめです。

シクロクロス用のホイールとタイヤ
完成車で購入したなら恐らく付属しているホイールはクリンチャー(WO)用のホイールかもしれません。それを使ってレースに出場する事も十分可能です。下位カテゴリーならレギュレーションは厳しくないので40Cとかの太いタイヤが履ければその辺でトライするのもいいかな。

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しかし、下位カテゴリーであろうとレギュレーションにこだわるのも美しきCXerのスタイルだと思います。シクロクロスは滑りやすい路面を走るためにタイヤの空気圧を下げて接地面積を増やします。ロードだと6〜8気圧とかですがシクロクロスは2気圧以下が当たり前。WOタイヤでそこまで圧を下げると構造上リム打ちによるパンクのリスクが高まります。そこでシクロクロスではチューブラー(TU)かチューブレス(TL)タイヤを使います

そして純正で付いて来たWOホイールをスペアとしておきましょう。先ほど書いたようにスペアバイクは用意しないとしてもスペアホイールはあった方が安心です。わざわざ遠征したのに試走でパンクしてレースを走れないとか悲しいでしょ?ピットクルーがいなくても、ピットに交換用タイヤを置いておけばOKです。(リムブレーキ場合はリム幅を揃えておかないとピット交換の際に大変なのでご注意を)

IRC 『SERAC-TL70032』シラク CX チューブレス 700x32C [0288660001]
by カエレバ


私の装備。紆余曲折ありましたが、現在「安価な部品で組んだホイールと高級チューブラータイヤ(オールラウンド)」と「完組WOホイールとWOタイヤ(ドライ高速)」を使っています。最初に書いていた事と矛盾しますが、WOタイヤ(正確にはオープンチューブラー)はチューブにラテックスを使うことで良好なフィーリングを得られることがわかりました。但し構造上不利な事に変わりはないのでTLかTUがいいでしょう。

参考:シクロクロスの予備ホイール&タイヤ
参考:シクロクロス機材において最も効率的な投資先は?


ペダル
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クランクブラザーズ、TIME(MAVIC)を使いましたが結局はシマノに戻りました

ロードからシクロクロスをはじめようと思うと必要になるのがペダル。シマノで言うSPDペダルとそれに対応するシューズです。自転車を担いで走る事になりますからクリートが小さく泥詰まりに強いペダルシステムが必要。
いろいろなメーカー、グレードがありますけど、TIMEの評判が高いのと写真のエッグビーターも泥詰まりに強くて人気です。
私のお薦めはシマノのSPDペダル。PD-M540 ビンディングペダル。実売価格も安く丈夫。キャッチ&リリースのフィーリングもよく、インフォメーション(入ったよ、外れたよ)が感触と音でしっかり伝わってきます。泥詰まりに比較的弱いと言われていますが有名海外選手に愛用者も多いのは理由があるはずです。

【エントリーでポイント10倍】シマノ PD-M540 ビンディングペダル SPD MTB用【エントリーは注文後でも可能です】
by カエレバ


CXers EQUIPMENT 編
ロードやMTBの経験があればそれらを流用しましょう。特に注意したい、気が付いた事だけ挙げてみます。

シューズ
ハンマー CX NW
Photo by あの高田くん ノースウェーブのインナーブーツ式3本ベルクロはCX用に開発されたシューズ

SPD対応のシューズ・・・いわゆるMTB用のシューズです。レースだし軽量なカーボンソールのXCレーシングモデルを選ぶのもありですが、MTBのXCと違ってランを強いられる事も多いので、フレックスが少し柔らかい樹脂ソールを選ぶのもありです。どちらにせよスタッズ(スパイク)が取付けられるタイプであれば大丈夫。

CX東京

あとはラストとサイズが合うか?ペダリングでは問題なくてもランの時に踵がパカパカ浮くのはダメ。また薄い靴下でジャストサイズだと寒いレースで厚いウールの靴下を履けなくて困る事もあるのでご注意を(経験談)。個人的には繁茂に洗う事や落車で壊れたりしないのを重視して紐履や3本ベルクロが好きです。

ジロ Giro メンズ サイクリング シューズ・靴【Empire VR90 Shoes】Blue Jewel/Black
by カエレバ


アイウェアとキャップ
悪天候でも基本的には中止にならないので雨や泥から保護する為にキャップとアイウェアは重要な装備です。私は目がとても悪いので度入りのアイウェアが欠かせません。キャップは雨や汗対策はもちろん防寒に必要です。

ジャージとサイクルパンツ
普段使っているもので構いません。いつかオリジナルのチームワンピースがビシッと決まったシクロクロッサーになる事を夢見てね。飛び降りたり、担いだりと普通に自転車に乗っているよりもいろいろなアクションを要求されるので体にフィットしたウェアが良いですね。若干フィットが良くないビブショーツで参加した時にサドル先端にウェアが引っかかるなどの不具合を感じました。
試走とレースの時間が空くスケジュールの場合があります。試走で汗をかき、泥だらけになって、そのまま待っているのは辛いので、できれば2セット持っていきましょう。

私はCX用のワンピースをメインで使い、試走ではセパレートタイプを着用。寒いと体調を崩すのでどちらもサーマルタイプ(内側にフリースなど起毛素材が付いているもの)を使っています。試走ではタイツを履きますが、レースではなるべく脚を出して乗ります。

その他
トランポ
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クルマ好きならレース会場のトランポを見るのも楽しいと思います

会場が近所であれば自走、駅から近ければ輪行で参戦する方もいますが、基本的にはクルマでの移動になると思います。レンタカーを借りている方も見かけます。自転車が1台であればタイヤを前後外して室内に積めると思いますが、自転車が泥だらけになるので車外に積む方が楽です。これについては外に積む事のリスクもあるのでお好みで。

バイク以外の持ち物
【できれば持って行こう】
・工具(ケミカルや空気入れも忘れずに)
・洗車道具(バケツ、ブラシ、水)
・スペアタイヤ&ホイール
・安全ピン(ゼッケンを付けるのに必要)

【あったらいいね】
・ローラー(アップ用に)
・メンテナンススタンド
・長靴、雨具
・カメラ(レース後に応援しながら撮影してみよう)
・イスやテーブル

フック式メンテナンススタンド 
FUKAYA フカヤ MINOURA ミノウラ メンテナンススタンド 自転車 ロードバイク HMS-10 サドルを引っ掛けるだけ 超簡単整備スタンド

こんな所かな。持ち物に関しては個人差が結構あると思うので増やそうと思えばどんどん増えて行きます。テントやテーブルなどを持って行く人もいますしね。

エントリーやレースデイの過ごし方などにつづきます。




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2019-2020シーズンに向けて

2019年09月10日 08:00

CXシーズンももうすぐ開幕。例年ならエントリーをバンバンしている時期ですが、今年はまだ茨城CX #2 取手(小貝川)のみ。9月は見送って10月からシーズンインとし、体調とも相談して、あまり過密日程にならないようにしたいと思います。

シクロクロス 俺の楽しみかた(note)

犬との時間を大事にするあまり自転車に乗る時間は激減していますが、ここで改めてシクロクロスについて書いたのでよかったら読んで下さい。ちょっと前に書いて、公開設定をせずに下書きのままだった記事ですが、基本的にはこんなスタンスです。

とりあえずシーズン後半に向けて?ローラーを30分回しました。めっちゃキツイです(苦笑)




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Attack!299改め、Attack!山伏峠

2019年08月05日 12:45

昨年に引き続きAttack!299に参加しました・・・したって言えるのかな・・・。(昨年のレポート

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Photo by Yasuhiro Nakashima

初出場した2018年はしっかりと準備(事前のトレーニングモノ)を重ねて、この過酷なイベントに備えることができました。今年もその心意気でしたが、長い梅雨、3月にやってきた犬との生活などが影響して自転車に乗る時間、トレーニングをする時間が激減。それでも初出場だった昨年の経験からマネイジメントをしっかりすれば完走はできるだろうと思っていました。一応長岡サイクリングチャンレンジや筑波山ライドなんかもやったしね。

前泊の宿も予約して準備はしていたのですが、ココにきて昨年末に発症した坐骨神経痛の足音が聞こえてきました。まだ完全な痺れにはなっていませんが、腰の痛みがお尻まで繋がっている感覚あり。ココで無理するのもありと言えばありなのですが、Attack!299はセルフサポートが基本。チームカー(回収車)を準備していたら無理できるけどそうではなかったので、途中リタイアする可能性が高いなら参加するべきではないと判断しました。

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Photo by Eigo Shimojo

家で大人しくしていても良かったのですが、参加するメンバーの送迎とスタートを見送ろうと現場へ。昨年に引き続きゴリラ自転車が補給食のサポートをしてくれたのでそれを届けてきました。

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Photo by Touru Ishimasa

見送る場所をどうするか?せっかくエントリーしているので最初の峠まで行こうとスタート。まだ真っ暗な299をロードで駆け抜ける感覚・・・ロードバイクも楽しいと久々に思えた瞬間でした。昨年は1つ目の峠(山伏峠)までたどり着く前に15分前にスタートした集団に追いつくほどのハイペース。今年はそこまで速くないものの、それでも私にっとってはドキドキワクワクするハイペースでした。

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Photo by Touru Ishimasa

峠に入ってしばらくすると皆さんは先に。この日前を引き続けたまっぺは、恐らくココで別れるコトになる私に気を使って下がってきて写真撮ってくれました。優しい世界。

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Photo by Yasuhiro Nakashima

皆から遅れること数分。山伏のピークに辿り着いた。ココで終わりだからと漕いだら、昨年より3分くらい早かったの何なの(苦笑)腰痛の今年の方が早いって、昨年はスタートからのハイペースで相当脚が終わってたんだと改めて確認できました。

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「皆さん、ご安全に!」
すれ違う後半スタートのグループにエールを送り(怪訝な顔で見られつつ)来た道を引き返しました。それと心配して追いかけてくれたサポートカーの方にDNFを伝えました。迷惑かけちゃってすいません。

やっぱりロードも楽しい・・・って言うより楽しい仲間と走るのは楽しいんだな。もうちょっとライトな感じでまた一緒に走りましょう。




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チームカーから見た2019年全日本選手権自転車ロードレースレポート

2019年07月01日 20:00

全ての始まりは、こんな他愛のないつぶやきからでした・・・



2019年の全日本選手権ロードレース会場は富士スピードウェイ。4年前に栃木で開催されたのが関東地方で初めての開催。そこからやっとまた観戦に行けそうな場所で行われる。そのワクワク感をちょっとしたジョークで表現したのですが、この直後にオランダにいる武井さんからメッセージが入ります。

TK(武井さん)
「っということでFSW走りませんか?」
「土曜日 ね」
「29日 土曜日 でございます」


「えっ!?走るってサポートカーの件ですか!?」
「もちろん応援に現地へ行く予定でしたよ」

TK
「じゃ やりましょう!」
「ライセンスだけ申請しておいて」
「すげーかっこよくね!?」


「カッコイイ!w」


始まりはいつも唐突です。面白いと思ったお誘いやチャンスには、常に尻軽に飛びつきたいをモットーとしていますが、流石に今回はちょっと尻込みしました。真冬の野辺山遠征真夏の館山へ不安なく行けるくらい信頼しているダッツン。しかし、どんなにメンテに気を使っても現代の車に比べたら当然故障するリスクは高い。失敗により自分が苦労することに臆することはないが、東京五輪出場がかかる全日本選手権に「面白そう」で安請け合いをして、大会に迷惑をかけてしまわないか・・・正直相当なプレッシャーでした。

何が不安かを武井さんと話し合い、バックアップ体制を提示してくれました。何よりも日本のロードレース界へ新しい風を入れたいと考えるTK氏の思いを聞き、もうこれは実現に向けてしっかりとメンテナンスをするしかないと腹を決めたのです。

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今回チームカーとして走らせた車を改めて紹介します。1966年式のダットサン・ブルーバード(411)。グレードは1300SSで上から2番目のスポーツグレードです。サファリラリーで日産が初めて優勝したモデルとなります。(のちに石原裕次郎主演で映画化されました)機関はほぼノーマルですが、点火システムのみアップデートされています。スポーツモデルはエンジンの戦闘力アップ、トランスミッションが3速から4速になり、前輪ディスクブレーキも装備されました。ボディデザインはピニンファリーナによるものですが、お尻下がりに見えるデザインが日本ではあまり受け入れられずに、この後期型(411)で変更が加えられています。
このブルーバードのデビューは1963年。東京五輪の前年となります。そのブルーバードが2020年の東京五輪前年に行われる全日本選手権を走るってのも凄い巡り合わせですよね。

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私は元自動車メカではありますが、このブルーバードは車検をはじめ大事なメンテについては信頼しているベテランメカニックにお願いしています。控えめに言ってもゴッドハンドと周りから尊敬される方で、我が家にあるクルマは全てその方が手を入れてくれています。3年前にキャブは同じ年代のフェアレディから部品を流用してセッティングをして、ローダウンしてあったサスペンションもノーマルに戻して初期化してあります。今回は私が各部のチェックと消耗品の交換を行いました。チームカーでの参加を決めてからそれ程時間はありませんでしたが、それなりに自信を持って当日を迎えることができました。逆に自信がないと走っちゃダメですよね。
ただ、天気だけはどうしようもなく雨のFSWのコースがどれくらい滑るのかが不安要素でした。雨対策は、ワイパーの水はけとデフロスターの効きも悪いので撥水、曇り止め剤をしっかり塗り込むくらい。とにかく最高の集中力で運転できるよう早めにベッドに入りました。

4時に起床して、道中は車を労わるように80km/h巡航で走らせます。途中GSに寄り空気圧を調整。チームより少し早く会場入りしました。その後すぐにチームがピット入り。挨拶を交わして準備に入ります。

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ピットではレースが始まる直前まで入念なチェックが行われていました

武井さんのリーダーシップとマネージメント、そして最後の最後までこだわり続けるメカニック作業、これに加えて普段のコーチまでやってるんだから、やっぱり凄いですね。それでいてあらゆる局面でストレスフルであろう場面もあるだろうけど、声を荒げることなんてチーム内では絶対にしない。「よし、じゃぁ、それ俺がやるよ」頼んで、不安そうなら自分が黙々と動く。そしてできる限り万全の体制で自信を持って選手を待つ感じ。自分が20数年前に関わっていた自動車レースのピット風景と比較しても、とてもプロフェッショナルな現場だと感じました。

やるって決めたことをシンプルにやる

言葉にするのは簡単だけど、それがなかなかできないんだよね。他から見たら変人だと思われている感があるけど、それはいわゆる日本的な「普通」と違うだけで、どっちがおかしいのか?って問われたら口ごもる人も多いのかもしれない。

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この日最初のレース(U23男子)の途中に與那嶺選手が会場入り。レースへの集中を邪魔しないように、距離を置いて接しようと思ったのですが・・・ファーストコンタクトは私が控え室で呑気にモダン焼きを食べているところでした。恵理さん開口一番「ソースのスメルがすごいw」あぁー、失敗したなぁw 

レースの結果は各メディアの情報を見てもらった方がいいでしょう。チームカー目線での大まかな流れは48PRODUCTブログに書いています。

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ライブ中継は武井さんのFBにログが残っていると思いますよ

レース中はダッツンのフロントガラスに取り付けたスマホでライブ中継をしていました。主催者が中継を配信していない事もあり多くの方が見てくれていたようです。序盤なんかは、あまり余裕がなかったし、與那嶺選手に横付けするシーンなど失敗もあり迷惑をかけてしまいましたが、無事にレースを終えることができました。この中継の録画を私自身はまだ見ていないのですが、ラジオツールの音、チーム間の無線、私たちの会話、ダッツンのエクゾーストノートなどもちゃんと記録されていて臨場感あったみたいですね。裏話みたいな事を書こうと思ったけど、全部筒抜けだったんですよね。

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Photo by Kei Tsuji

コースはヘビーウェットで終始雨が降っていました。2速と3速の間を行ったり来たりしながらトラクションを維持しつつ慎重にドライブ。序盤はチームカーやコミッセールカーの隊列に入り、行ったり来たりするオートバイ、ちぎれていく選手に気をつけながら走る感じ。周りはオートマ、4駆、太いタイヤでイージーに走っていると思いますが、こちらはそのペースに合わせるのも大変でした。早い段階で與那嶺選手が飛び出し、その後はコース幅も使えてそれなりのペースでスムースにフロウできたので助かりましたよ。

沿道からは大きな歓声があり、與那嶺選手の人気はもちろん、クラシックカーが走る姿を概ね好意的に受け入れられたことが伝わってきました。本場のレースでも特定のステージで最新のスポーツクーペが走りプロモーションをすることは一般的になりましたが、クラシックカーがナショナル選手権を、しかも最有力選手をサポートするなんて前代未聞でしょうね。私が言うのもなんですが、すごいシーンを目撃したと思いますよ。

與那嶺選手はゴール直前でスポークが飛ぶトラブルに見舞われましたが、機材交換などのサポートが必要なシーンが訪れる事もなく、盤石の体制で勝利を手にすることになります。圧巻の独走勝利により私もダッツンも4時間19分の任務から解放されました。

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そして開放感に浸る私にサプライズが。なんと表彰台で受け取ったチャンピオンジャージをプレゼントしてくれるなんて。恵理さん曰く「一緒に140キロ走ってくれたんだから当然ですよ」と。最近、涙もろくなっている私は・・・。

レースが終わり帰路へ。2時間半のドライブ。この日は合計10時間近く運転したことになりますね。與那嶺選手の勝利に貢献する1番の目標は達成。(いや、貢献って言うのもおこがましいですね。)結果的に1966年式の車もちゃんとメンテナンスをすればこんな風に走らせることができる事もアピールできました。ただ、そんな事より、私にとっては真剣勝負の現場にこれ以上なく近い場所で、それを見て感じることができたのがめちゃくちゃ貴重な体験で最高のギフトでした。心地良い疲労感に包まれ、それでも興奮しているのかあまりよく寝付けなかったな。なんか本当に凄い経験をさせてもらっちゃいました。チャンスをくれた武井さん、恵理さん、そしてTema ERIの皆さんありがとうございます。

ラストラップ。助手席から沿道に向けて武井さんは「東京で会いましょう!」と声援に応えました。リオ五輪で日本人最高位を掴み、それからも本場のロードシーンで戦い続けてきた與那嶺選手が無事に東京五輪を迎えて力を発揮してくれる事を心から願っています。



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2019/06のSURLY PACER

2019年06月04日 08:00

仮組みして、ちょこっと乗ってみて、ワイヤー類など調整、いくつか注文してあった部品を組んで完成です。仮組みから変更があったのは、サドルとシートポストにホイール。バーテープを巻いた感じかな。

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サーリー・ペーサー(46サイズ)ディスコトマト

サドルは一度は使ってみたいと思っていたブルックスのレザーサドル。BROOKS SWIFT CHROME。シートポストはトムソンを考えていましたが、サイズ的にポストがフレームからあまり出ないことを考慮してNITTO S65にしました。トムソンはポスト自体にロゴの印刷があるので、それが半分隠れたりするのはカッコ悪い(悲しい)ので。

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この自転車で一番のお気に入りポイント。ナローなスチールパイプの雰囲気に合わせたハンドル周り。1本締めクロモリのステムにコラムスペーサー、STDサイズのハンドルまで日東製です。アメリカンフレームだからアメリカンパーツって気持ちもありましたが、削り出しのゴツいステムは違うかな?って思った瞬間に迷いはありませんでした。ココまでやったらシートポスト日東でいいでしょ。

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そうは言ってもヘッドセットはクリスキング。BBは流用なのでシマノですけどね。それ以外にも、ボトルケージはキングケージ、シートポストクランプはdkg Mountain Clampとアメリカンパーツもちりばめて。

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クロームが美しいtradizioneのハブにハードアルマイト加工されたMAVIC OPEN PRO手組みホイール。スキンサイドのしなやかで太めなタイヤを履かせたいところですが、まずは手持ちのMAXXISデトネイター。この状態で早速江戸川のグラベルを走ってきました。

詳細仕様
フレーム:SURLY PACER 46
フロントフォーク:SURLY クロモリベンドフォーク
左右デュアルコントロールレバー:SHIMANO ST-4700
フロントディレイラー:SHIMANO FD-4700-B
リアディレイラー:SHIMANO RD-4700-GS
カセットスプロケット:SHIMANO CS-6700 12-30T
クランク:SHIMANO FC-6650SL 165mm
チェーンリング:SHIMANO 50-34T
ブレーキ:SHIMANO BR-R650
カートリッジBB:SM-BBR60 BSA
ヘッドセット:CHRIS KING
ハンドルバー:FAIRWEATHER all road bar (silver) 420mm
バーテープ:
ステム:NITTO UI-31 90mm
サドル: BROOKS SWIFT CHROME
シートピラー:NITTO S65 250mm
ペダル:SHIMANO PD-M540
ホイール:tradizione HUB + MAVIC OPEN PRO CD
タイヤ:MAXXIS DETONATOR 32c

ホイール&タイヤに関しては軽いロードタイヤセットも準備しています。これで一度山へ走りに行こうと思います。

恒例の軽量は部品単位はもちろん、組み上がってもしていません。もてばズッシリくるのでそれなりの重さなのは間違いありません。たイヤのせいもあり乗っても重印象は否めませんが、それと引き換えに気軽にどこでも走れる性能を手に入れました。

乗って楽しめれば最高だし、その予感はありますが、それ以前にどんな部品を組もうか?などと考えるのがめちゃくちゃ楽しかったです。もうそれだけでも十分楽しめたのかもな。



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