Meltec ( メルテック ) 足踏み式 フットポンプ ツインタンク F-58

2016年04月22日 22:00

普段何気なくロードタイヤに空気を7〜8bar入れていますが、これって女性にとっては結構骨の折れる作業みたいですね。私の妻もそうですし、仕事の関係で女性サイクリスト向けのメンテナンスワークショップのお手伝いをした事がありまして、その時もそんな声を聞きました。

通常のフロアポンプだと上下のストロークに対して身長が低いと力が掛けにくい、また単純に空気圧が上がってくると抵抗が増えて重たい・・・そんな所だと思います。それなら足元で体重を掛けられたら楽なんじゃないか?と試しに足踏み式を購入してみました。



【メーカー商品説明】
空気圧がわかる圧力計付き。携帯に便利なコンパクト設計。用途が広がる、バイク(ノズル不要)、自転車、浮輪、ボール用のノズル(3コ)付き。ツインパワーなので、かるく踏むだけでラクに満タンにできる。最高圧力700kPa。

用品説明のバイク(米式)、自転車(英式)の意味です。仏式ノズル形状的にいけるのかな?試していませんが、使ってみた結果試す必要もないかな(意味は後述します)。浮き輪等に使うにはいいかもしれませんね。ジャバラ式の足踏み式より1ストロークの容量が大きいでしょう。

自転車で試す
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スローパンク問題を抱えるバイオメガのフロントタイヤに空気を入れてみます。チューブは米式を入れてあるので数多くついているアタッチメントは使わずにワンタッチヘッドで接続します。

最初は結構軽いので踏み込んでどんどん空気を入れている感じがします。ただこのフレーム剛性が弱いので一杯に踏み込んだ時に歪むのが足裏から伝わって来て具合が悪いですね。空気圧計の梁が動き出してくると結構重くなって来ました。

IMG_3102.jpg

足の力で踏み下ろすのが辛くなって来たので、自転車のハンドルを掴みつつ、体重を掛けて踏み下ろします。空気圧計もやっと200kpaまで上がって来ました。しかし、これ以上いくら踏んでも上がらない感じが・・・いやジワリジワリ上がっているのかもしれないけどかなりシンドイです。シティサイクルでも300kpaくらいが標準だと言われておりますがここまでも到達しません。まぁ、使おうと思えばMTBになら使えるけどロードには絶対に無理ですね。そう、仏式を試す気にもならないのは空気圧が全く上がらないからです。

オートバイで試す
IMG_3105.jpg


チューブドのタイヤに空気を入れてみます。こちらも米式のバルブなので先ほどと同じようにワンタッチのアタッチメントで接続します。足踏み体操開始!(笑)・・・だいぶしんどいですが200kpaまで到達しました。ただ置いておく車検切れのバイクなのでタイヤが潰れない程度入ればいいので。

でも実際に乗り回すバイクの場合は物足りないかな。メーター自体が目安で実際はちゃんと計測して欲しいと商品説明に記載してあるので、緊急用としてくらいにしか成立しませんね。折りたたむ際に何気なくシリンダーを触ったらかなり熱を持っていました・・・。

Good!
・ノズルヘッドとアタッチメントで様々なバルブに接続ができる

Bad
・剛性不足 フレームがぐにゃぐにゃして、シリンダーのピストンもガタが大きい
・ノズルヘッドがしょぼい レバーを下ろすときもふにゃふにゃで不安です
・そもそも空気圧700kpa対応とは思えない

スポーツサイクル用のフロアポンプ(鉄やアルミ製)を使っている方ならこんなふにゃふにゃのポンプ使いたくないと思いますよ。フロアポンプに比べて力の掛かり具合も複雑になるので、すべてのリンク部分で力が逃げている感じが伝わってきます。ポンプヘッドについても米式にワンタッチで取り付けられるのはいいのですが、取り付けた瞬間に空気が漏れてくるし・・。

浮き輪とかボールなどに使うにはいいでしょうね。自宅でバランスボールに使ってみようと思います。



強化版の上位機種があるみたいですね。こちらはフレーム剛性が高そうでいいかも。ポンプヘッドだけTOPEAKのとかに交換すれば使えるのかも!?



素直に足がしっかりとしていてストローク短めのフロアポンプを買った方が良さそうです。それは仏〜米アダプターを取り付けて高圧エアーを使う方がいいです。メンテにも使えますしね。










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スモールサイズフレームのジオメトリ

2014年05月21日 08:00

Specialized S-WORKS ROAD 開発秘話でこんな質問がありました。

Q:Specializedのフレームで520サイズから下はフレームリーチが同じになるのは何故?

A:各国ぼ安全基準からそれ以上小さくするとハンドルをきった時につま先がフロントタイヤに当たるからで、Specialized社ではそんな小さいサイズなんか作る必要ないんじゃないか?といった声もあるくらいだ(笑)


・・・と話していました。確かにジオメトリーを見るとリーチやフロントセンターなどいくつかの項目が520サイズ以下は同じです。それ以上のサイズは段階的に変わっているのですが・・・これは小さいサイズ軽視?って思ってしまいますよね。ジョークかもしれませんが小さいサイズは作らなくてもいいって話もあると本当にそう言っていたんですよ。

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先日発表された新しいTARMACシリーズではサイズごとにカーボンのレイアップスケジュールだけではなくチューブの径まで変えどんな体格の人にでもベストなライドクオリティーを提供するって宣伝しています。私を含め背の小さいロード乗りはかなり関心を持ってターマックのことについて調べたのではないでしょうか?

過去にSpecializedのロードで世界選手権も獲ったあのクラシックハンターベッティーニだってカベンディッシュだってXSサイズに乗っていました。(プロの乗るバイクはまた市販品とは違う可能性もありますけど)しかし、あのイベントでは小さいサイズについて諦めムードもあったからね・・・まぁ、でも話をしてくれた方はバリバリの開発担当じゃなかったしね。

リリースされた新型ターマックのジオメトリーはまだ公開されていないのですが、つま先とフロントタイヤ接触の件でジオメトリーをもし変えられないとしても、それ以外の所はベストなチューニングをしてライドクオリティーを提供してくれているんでしょう。

本当にジオメトリーを小さいサイズ用にもっと変えられないの?
あまりジオメトリーについて詳しくはありませんが、小さいフレームはシート角が立っていたりして安定感がないとか言われます。それが先ほど話に出たリーチやセットバックに関係してきます。
Specializedの方が言うようにつま先とフロントタイヤの接触の件が理由であるのならば、大量生産大量消費のマスプロダクトではやはり難しいのかもしれません。そのヒントが相沢康司さんのblogにありました。

【何のためのルールなのか】 
そのころには、今のような小振りなバイク(トップ520以下)で、シートが75度といった立ったポジショニングのフレームはなかったとおもう。
シートをたてる理由はただ一つ、非常識に大きすぎるクランクと前輪の接触しないためです。しかしその接触しない云々の規格は正確には、フラットペダルで乗る人に向けてのようです。

【フラットペダルなら、ぜひママチャリかクロスバイクを】
フラットペダルなら、たしかに踵で漕いだ方が踏み込めますもんね。当然、ペダルを回しながら、ハンドルをきると、つま先が当たる。だから、極端に言うと大半の小柄な方向けのバイクは、フラットペダルで乗るためのようだ。


カンパには170mmより小さいクランクはありません。足のサイズだって欧米人は大きいですよね。更にフラットペダルの件も考慮すると爪先に当たらない為には相当のフロントリーチが必要になるわけです。しかし、シマノには165mmがありますし、サードパーティーならもっと短いのもあります。身長が低ければシューズのサイズだって小さい事が多いでしょ。前述したように大量生産大量消費のマスプロダクトでは最大公約数を求める為に難しいかもしれませんが、オーダーで自分の為に作るのであればもっと理想的な自転車が作れるんだと心から納得できました。

自分の自転車ではどうか?確認してみました。ローラー用に使っているSIDIのシューズをビンディングペダルにに固定してクランクを3時の方向に。私のターマックはXS(49)サイズでクランクはシマノのアルテグラ165mm、ビンディングはTIME RXS CARBON。シューズサイズはSIDI 40(25.0cm)くらいだと思います。そこでハンドルを切ると・・・

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ギリギリつま先は当たらないようになっていました。当たり前のように標準で考えられている170mmクランクにしてクリートの位置やシューズのサイズによっては危ないライン。

相沢さんが言うように長いクランクでフラットペダルでも余裕がある程ではありませんでした。
つま先接触を起こさないために、つま先すき間(トウクリアランス)が必要となる。「JIS D9301 一般用自転車 」によれば、つま先すき間は89mm以上でなければならない。 ただし、結合ペダルには適用しない。これはJIS規格なので米国や欧州の規格ではもっと厳格なルールがあるのかもしれませんね。UCIルールでもヨーロッパ標準規格 EN 14781ペダル中心からタイヤまで89mmを守るようにと書いてありますがクランクの長さはどうするか不明なので長めの物で想定しておくのがマスプロメーカーの限界なのかな?この辺は想像の部分も多分にあるので詳しい人いたら教えて下さい。

理由はどうであれ、各メーカーのジオメトリー表を見たりすると小さいサイズは特に難しい事情がある事が感じられます。誰もがUCIルールを必要としている訳ではありませんしね。
理想が自分ではわからないので数値まで決める事は出来ませんが、経験のあるビルダーの方と対話をすればそれらを加味した背の小さい人専用のジオメトリーフレームが手に入るかもしれません。ちなみに私のターマックはさっきも書いたようにXSでシートチューブアングルは75.5°です。サドルは目一杯後ろに引いてポジションは出ているとバイクフィットで言われていますし不満もありません。それは正解を知らないからなのか?って思いがずっとあるんですよ。あのマサ理論ではフロントセンター足りないジオメトリーみたいですし。ですから欧米人の体格をモノサシに作られたフレームではなく、自分に最適なフレームとパーツってやっぱり興味があるんですよね。









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